音や光でモノを見る・動かす―超音波と光波を用いたセンサやアクチュエータの研究

車載用の拡声アンプ

市販車載アンプの利用

拡声車載アンプはマイクが直接、しかも2本くらい接続できます。小型のものでも出力が20W程度ありますので、そのままループアンプに使えます。ただし、自動車バッテリーの利用が前提なので、電源としてACアダプターが必要です。

ここでは国内2社の製品を紹介します。

CarAmp左がTOA社製CA-200、右がUNI-PEX社製NDA202A。右端は12V4AのACアダプタ。
どちらもマイク×2本、Line入力×1系統が可能。どちらもマイク1本付属。(下の表を参照)

TOA CA-200 UNI-PEX NDA202A
電源電圧 DC 10~16V DC 10~16V
消費電流 2.8 A (4Ω)・1.8 A (8Ω) 3 A
定格出力 20W (4Ω)・10W (8Ω) 20W (最大32W)
周波数特性 100 Hz~10 kHz 250 Hz~10 kHz
マイク入力感度 -48 dB ( 600Ω 2本) -52 dB (600Ω 2本)
AUX入力 -6 dB (10kΩ 1系統) -22 dB (10kΩ 1系統)
重量 0.7 kg 1.1 kg

ACアダプタはノートパソコン用のもの等が流用できます。出力安定化されたものが望ましいです。
もちろん、鉛バッテリーなど12V~16Vの電源なら利用可能です。かなり電流が流れますので、接続やコネクタに注意が必要です。出力や電源の接続は、背面にリード線が出ており、端子盤などは無いので、工夫が必要です。

この2機種はほぼ同じスペックなのですが、実際にループをつなげて耳で聞いてみると、音量はほぼ同じですが音の感じは違います。UNI-PEXのものは出力にトランスが入っているようで、そのため少し重量がありますが、トーンコントロールが付いています。TOAのものはSANYOの20WのBTLアンプICを使っているようです。

この程度のアンプで中程度以下の大きさのループには十分な能力をもっています。

PAGETOP